「バッカーノ!」スタッフによる制作日誌です。
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どうも、原作者という形でこの作品に関わらせて頂いている成田です。
 
 さて――DVDの最終巻が発売してから一ヶ月。
 順に買われた方もまとめ買いなさった方も最終話を見終わっている頃かもしれません。
 原作者として感想を書くというのは色々と気恥ずかしい物があるのですが、私からも何か一言紡ぐ事が出来ればなと思いまして。

 3億5067万9999点(100点満点中)。以上。
 副社長風……というよりひねくれた小学生風にそれだけ言って終わらせても良かったのですが、いや、本当にもう……私なんぞに何を言う権利がありましょうや、というぐらい、純粋に視聴者として楽しませて頂きました……!

 や、アニメが始まる前は、色々ドキドキもしていたわけですが……
 正直、出来が良すぎた場合のケースは想定していませんでした。

 原作者という立場の人間にも色々なタイプの方がおりまして、アニメの制作進行をガチガチに気になさる方、全く気にしない方、アニメスタッフとガッチリ組んで自ら脚本をなさる方、完全にノータッチで飄々としている方から、動画一枚ずつコマ送りで見て作画の出来に一喜一憂する方まで本当に千差万別です。いや最後の例は流石に聞いたこと無いですけど。
 例えば原作読者の皆さんが「これは酷い!」と怒る出来でも原作者は「すげえ……俺のキャラが動いてる!」と喜ぶ場合もあれば、逆もあるわけです。
 で、私の場合はどうだったのかと申しますと――――

(12話のラッドが鉄塔殴るシーンからラストまで見終えた時点)

「やっべー……」

「やっべー、俺、もうすぐ死ぬんじゃないの?」

 幸運を使い果たした。
 そういう実感がありました。
 事実、その翌週に最終話の放映が終わった後、知り合いから電話が掛かってきて、
『お前、もうすぐ死ぬんじゃないの?』
 と言われました。
 まあ、彼には声優が発表された時点でも同じ事を言われましたが。
 ともあれ、私から見ても友人から見てもそんな空気でした。
 いいアニメにして貰えた幸運、というより――人に恵まれた幸運と申しましょうか。
 プロデューサー、監督、脚本、音楽制作、音響監督、作画監督を始めとしたスタッフの方々――
 そして、数多くの声優さん。
 なんというか、当たり玉だけが入った抽選器のガラポンを回している感覚です。
 『幸運というのは、それだけ周囲の人達に助けられてきたという事だ』
 とある会社の創設者の方がそう仰っていたそうですが――まさにその通りだと思います。
 多分、今後まだ色々私に運が残っているとすれば、それはこの『バッカーノ!』というアニメが引き寄せてくれた激運でしょう。
 あとは、私がこのアニメにリターンを返さなければならない番だなあと。
 私に出来る事なんて、結局何かを書くことしかできないわけでして、アニメから『バッカーノ!』の原作に入ってきて下さった皆さん、また、アニメ以前からのつきあいである読者の皆さんにも、アニメスタッフの皆さんに恥をかかせないようにするしかないというか――
 アニメより面白いものを書かないとな、と嫉妬の炎がメラりと燻り始めている所です。

 しかし私が良くても視聴者はどうなんだろう?
 そう思ってドキドキしていた時に、例の池袋での全話上映イベントです。
 私はこっそり一番後ろで見ていたりしました。
 なんというか、視聴者の皆さんに笑って欲しい所で笑って貰えたのを後ろから見ていると、なんとも言えず口元が緩むといいますか、ああ、俺はクリエイターとして温いのかしらと思いつつも嬉しいものはしょうがないのです。
 原作者が読者や視聴者の皆さんと一緒になって楽しめるアニメにして頂けた事は、本当にいくら感謝しても足りないぐらいです。

 バッカーノという名の元に騒ぎ立てられた一つの世界。この一年間の馬鹿騒ぎがどうか皆さんの心を楽しませる事ができたと信じて――アニメも原作も漫画もゲームも全てひっからめて、今後も馬鹿騒ぎを続けていければいいと思っています……!

 アニメスタッフ、並びに声優の皆さん、視聴者の皆さんへ――――
 本当にありがとうございました……!



余談
 OVAの3話に関しては、また後日詳しくふれられればなあと思ったりしています。

 おや、電話が。
友人「おう、俺の彼女がアニメ見て面白かったから友達が原作読んだんだってよ」
私「おおー。ありがとうって言って置いてくれよ」
友人「原作超わけわかんねえ、意味プー。だってよ」
私「その友達というかお前には『オブラート』という単語をくれてやろう。
 ……で、で、どどど、どの編がどう解らなかったって?」
友人「いや、最初に読んだ一冊目が1934の完結編だったからじゃね?」
私「ちょッ……!」

 そんな日常。

ANIMAXでの放送が再び始まりました。
6/29より8/10まで毎週日曜25:30~(2話連続)放送です!
詳しくはこちら!http://www.animax.co.jp/feature/index.php?code=274684
是非ご覧下さい。

アニプレックス 横山

ついに最終巻、#13、そしてDVD版も含めてのラスト、#16が皆さんの目に触れた事と思いますが、いかがだったでしょうか?楽しんで頂けましたでしょうか?もし、ブログで記事など書かれたなら、是非、トラックバックなど寄せて下さいね。スタッフ一同楽しみにしてます。あ、あと、メールにてお便りをいただいた方もありがとうございます。大変励みになりました。

大森貴弘

宣伝ばかりでごめんなさい。
明日とうとう最終の8巻が発売になります。

皆様是非買って下さい!お願いします!

そして!6/29より8/10まで毎週日曜25:30~(2話連続)アニマックスにて放送されます。

アニプレックス 横山

#16のPVを作成しました。
http://www.baccano.jp/theater/index.html
第16幕<番外編・下>「物語に終わりがあってはならないことをキャロルは悟った」はDVD8巻に収録されます。

とうとう最終巻です!なんだか寂しい感じがします。

アニプレックス 横山

DVD8巻の初回特典小説ができましたよ。
最終巻ということもあって、なんと文庫換算100ページを超えております。すごい厚さです。成田先生ありがとうございます!

では楽しみにお待ち下さい。

アニプレックス 横山

バッカーノ!コミックス第2巻、明日発売です!

バッカーノ!1931 The Grand Punk Railroad(2)
原作/成田良悟・作画/吟遊詩人
ご期待下さい!

アニプレックス 横山

DVD7巻が発売になりましたよ。

第12幕「フィーロとガンドール三兄弟は凶弾に倒れる」とDVD限定エピソード、第15幕「高級住宅街に辿り着いた不良少年たちはそれでもいつもと変わらない」もお楽しみ下さい。

5~8巻のスタンプラリーキャンペーンも実施中です。エナミカツミさんの描きおろしBOXケースをゲットして下さいね。

BOXケースには「バッカーノ!」のキャラクターが勢揃い!!お楽しみに!!

アニプレックス 横山


#16のカットを公式サイトに掲載しました。
http://www.baccano.jp/theater/cut16.html

見所はいっぱいです。クレア・グラハム・シャーネのバトルや、エルマーたち#7の登場人物のその後や、副社長とキャロルのやりとりなどなど。もちろん愛すべきカップルも登場します。果たしてラストシーンを飾るのは誰なのか!?最強の最終回にご期待ください。発売は5/28です。

アニプレックス 横山

DVD8巻の特典小説の表紙はシャーネです。シャーネさん、こんにちは。小説は最終巻ということもあり、普段の倍の文庫換算110ページもあります。成田さん、エナミさん、お疲れ様でした!

さらに!第16幕の本編は他より5分以上も長くなっています。発売は5/28。是非予約してください。

アニプレックス 横山